映画「亡国のイージス」★★★☆☆ | 絶好調への道

映画「亡国のイージス」★★★☆☆


今日は、8月1日映画の日ということで、映画をはしごして来ました。

見たのは、

「鋼の錬金術師~シャンバラへ征くもの」

「亡国のイージス」

の2つです。


亡国のイージス 」ですが、

CMで見て、面白いかもと、非常に興味を誘われたので、見に行きました。


話が始めから、テンポよく始まります。(最後まで通してみても、無駄はありませんでした。)

昼食後で、ちょっと眠かったのですが、見始めたらはまり、眠気がふっとびました。


テンポがよく、非常に面白い。

2時間を越える映画にもかかわらず、全然長いと思いませんでした。

また、出演者には、有名人が多く、すばらしい演技をしています。

(ただし、吉田栄作を除く。出番が少なかったのが、せめてもの救い。

なんだ、あの死に方は。)


ストーリーについては、なんにも考えずに見ていれば、面白いが、

話が終盤に近づくと、

「あれ、これってどこかで見たことがあるぞ・・・。」

「おいおい」

となっていき、

最後の真田広之が、○○を○○するシーンなんか、同じだね。

「パクリすぎだろ!」

と言いたくなります。

「ジャングル大帝」をパクって、「ライオンキング」を作ったことを批判できない・・・。

ということで、あるアメリカ映画の、シチュエーションを日本に置き換えただけのような感じです。

原作もこんなものなのでしょうか???

映画自体は、非常に面白かったのに、ストーリー性という意味では、問題外。残念です。


人間ドラマについては、

少々、脚本が不十分かな。ただ、2時間の映画に、いろいろ詰め込んでいるので、

人間関係のところで、ところどころカットされているようで、不十分でした。

もう少し時間が長くてもいいので、きちんと描いてほしかったです。

(原作に忠実にしようとしているのかもしれないが、女テロリストの存在価値がわからないし、

如月との関係は???非常に疑問。)


あと、舞台装飾・CGについては、非常に不満。

イージス艦が沈没しそうになっている絵があるが、全然、他の背景とかみ合っていない。

(もしかしたら、沈没しかけた船のモデルの写真と東京湾をくっつけただけかも。)

また、大破した艦は、見た目が、そのまま「ハリボテ」

CGで修正したりすれば、もっとリアルになると思うが、全然行われていない。

艦内のセットに比重を置きすぎて、外がお粗末になったか?

演技が良かっただけに、ちょっと、残念です。


最後にひとこと。

あれだけ、真田広之は、がんばったのに、全然昇格せず、先任伍長という階級のままだなんて。

普通の会社でも報われないこと多いけど、かわいそうだな。