本「震災時帰宅支援マップ」 出版元:昭文社
MAPPLEで有名な昭文社 から、
「震災時帰宅支援マップ(首都圏版)」 が出版されているということで、
今日、購入してみました。
当初の発売日は、8月4日だったのですが、
先日の千葉での震度5の地震の影響から、早く発売されたみたいです。
- 昭文社編集部
- 震災時帰宅支援マップ 首都圏版
ちなみに、地元の本屋では、まだ置かれていませんでした。
本屋の親父に聞いたら、「まだ、発売されてませんよ。」とのこと。
そこで、紀伊国屋まで行って購入しました。
出版を前倒しすると、どうも小さな本屋はないがしろにされるみたいですね。
(このごろ、閉店する本屋が多いのですが、インターネットとかの影響だけでなく、
どうも業界全体的に問題を抱えているような気がします。)
さて、この地図ですが、東京23区全体を網羅しているわけではない、ということに注意が必要です。
地図は、山手線を中心とした地図とそこからの放射的に出ている幹線を示した地図です。
作りとしては、家に帰宅するということで作られているので、
幹線道路を、地図上の上を家の方向、下を会社(学校)の方向として作っており、見やすくなっています。
また、帰宅時の目安となったり、災害時に役に立つ建物(病院、避難所、etc)がわかるようになっています。
会社に地図などを用意していない人は購入しておく価値があると思います。
ただ、私としては、会社(学校)に地図をおくのであれば、
全体を網羅したコンパクトな地図をおいておいた方が良いと思います。
理由は、この本は、幹線道路を主体としているため、高速道路の倒壊により、
幹線道路を通れない場合の迂回路などがわからないためです。
この本の利用方法としては、
自分の必要な部分のみを切り取り、通勤・通学時に持ち歩くよう、利用するのがいいでしょう。
また、改善してほしいと思うところは、
・山手線内の地図は、詳細にすべき。
山の手線内は、人にあふれ、簡単に移動できない可能性があります。
この地図では、詳細が載っていないので、迂回路がわかりません。
・最寄の交番を記載しておいてほしい
この前、エレベータに閉じ込められるという事件が起きたけれど、
そのようなときに連絡する先がわかりません。
災害時に電話がつながるかどうかもわかりませんが、警察の無線だったら、可能性ありか?
ということで、
私としては、期待していた割には、残念な内容でした。
まあ、地震の起きた直後だから、売れることは間違いないでしょうが。
<最後に、地図を見て思ったこと>
東京の東には、隅田川、荒川がありますが、そこに渡してある橋は、
震災時に大丈夫なのでしょうか?
映画「パトレイバー2 The Movie」で、橋を爆破する話がありました。
地震があったら、東京・千葉間の行き来はできるのか?非常に心配になりました。