上野の美術館(プーシキン美術館展)
現在、ロシアのプーシキン美術館展が、上野の東京都美術館で行われています。
無料のチケット(朝日新聞から)をいただいたので、行ってみました。
プーシキン美術館って初めて聞いたのですが、
ドガ、マティス、ルノワールといった名だたる画家の作品が多数ありました。
特に、ゴッホの晩年の作品 「刑務所の中庭」が秀逸でした。
刑務所ということで、非常に暗い題材ですが、魅入られてしまいそうな作品です。
囚人の物憂げな暗い表情、その立体感。すばらしい。
まあ、美術に造詣があるわけでないので、作品に対する感想は、この辺で・・・
美術館の方の混み具合がひどい。
朝日新聞の主催ということで、無料で配っているということもあるらしく、
それぞれの絵を見る為に中で行列です。
平日(木曜日)の昼間だというのに・・・
毎回美術館で絵画の鑑賞をすると思うのですが、美術館の方の展示の仕方もよくないですね。
・進行方向の絵画より奥側に、絵画の名称・説明書をおいているところがある。
そのせいで、列の流れに逆走し、混雑感を増大しています。
・絵画の近くまで寄れてしまうところが多く、人の頭で絵が見えず、さらに人がたまる。
絵画の展示の高さに決まりがあるのかもしれないが、
20cmくらい高めに展示してもらえれば、遠目から見ることもでき、問題が緩和されるのでは?
海外の美術館のように、人が分散するところであればまだしも、
日本のようにワッと人がたまってしまうような環境であれば、日本的な対応が必要だと思います。
あと、プーシキン美術館のニュースということで、別の話を知りました。
産経新聞ですが、
『印象派絵画50点差し押さえ スイスのロシア美術館展から 』
とのことで、ロシア政府の債務不履行で、スイス国内で展示されていたプーシキン美術館の作品が
差し押さえられたようです。
同時期に作品を貸し出すのであれば、一方でまとめてくれればいいのに。
ロシア政府は、外貨の獲得に必死なんですね。