本:「ハートで感じる英文法」 著者:大西泰斗&ポール・マクベイ
本屋を見ていたら、
ハートで感じる英文法という本が出ていたので、購入しました。
- 大西 泰斗, ポール・マクベイ
- ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話
去年NHKで放映されていた 3ヶ月トピック英会話 ハートで感じる英文法
のテキストをまとめたものです。
この番組は、去年、楽しんでみていました。
今年は、
今まで、NHKでなんとなく見ていたものはありましたが、
この番組に関しては、ビデオにとって次回も見ようと思わせる面白い番組になっています。
私の中では、
ハートで感じる英文法>英語でしゃべらナイト
ですね。
何が面白いかというと、
・今までの英語学習方法とは異なり、型破りであること。
・英文法を記憶でなくイメージで伝えようとしていて、ネイティブが感じているイメージを把握しやすいこと。
参考書では説明のついていなかったことについても、イメージだと説明できることが多々あります。
・説明されたイメージの違いを、街頭インタビューでネイティブに聞くシーンがある。
ネイティブにそれぞれのイメージを聞くと、ネイティブの持っている感覚が身近になり、
非常に納得できます。
この番組は、昨年の12月に終わってしまったのですが、
どうも人気が高いようで、再放送が、夜中に行われています。
テレビガイドには載っていないので、どうしても見損ねてしまうのですが・・・
また、1月からは、ハート感じる英文法 会話編
という新しい番組も行われています。
さて、この本の良いところは、
Step1:基本イメージをつかめ
Step2:基本イメージを使いこなせ
Step UP!:もっとネイティブに近づく
という感じで、ネイティブのイメージをつかみ、だんだん発展させていくという形をとっています。
Step UPくらいになると、ちょっとレベルが高く、なかなか身につきにくそうな内容もありますが・・・
さらに、Step1の前に、「従来の学習法」というコラムがあり、
従来の英文法の勉強内容を確認することができる、というのも参考になります。
社会人になって、英語の勉強から離れてしまっている人も、
これまでの勉強内容のどこが違っているのかを確認できます。
ちょっと内容を紹介すると・・・
be able to と canは、
現在形では同じ意味だけれど、過去形になると意味が違うって知っていました?
could:能力があり、やろうとすればできた。
was able to:できた。(可能の意味)
さらに、
be going to とwill
英語の授業では、同じ意味と把握していましたが、
be going to:流れのイメージで、だんだんそうなる
will:何かをしようという意志
という意味で、だいぶ違うのですね。
このようないろいろな情報が入っています。
ペーパーバックを読んでいて、なんかネイティブのイメージがつかみきれないなぁ、
もっと雰囲気を味わいたいなんて思っている人は一読の価値ありでしょう。
助動詞の部分を読むだけでも、違いがわかるようになる気がします。
従来はなかった、NHKらしからぬ独特の口調もいいですね。
まあ、良い本で、950円と安いので、読んでみてください。
今の中学生、高校生はうらやましいなぁ。
良い本が出ているし、ipodなどのツールもあるし・・・
参考:
著者のホームページ:http://www.englishatheart.info/